コラム

【ぶどう~疲労回復、体力増進、貧血の改善】

ブドウ科の落葉生蔓性木の果実で、ペルシャが原産。紀元前2000年頃には栽培されていたらしく、聖書やギリシャ神話にもブドウ酒の話しが出てくる一方、壁画や壺の模様にも残っている。野ブドウの食用はさらに古く、イタリアでは新石器時代の遺跡から種も発見されている。現在は世界中で最も多く精算されている果実で(全果物の5分の1)その多くはワインの原料にされている。
糖質が多く、100g中15.7gも含み、このブドウ糖や果糖は即エネルギー源となり、疲労回復に即効性がある(体内のビタミンB1の助けを使用しないのでB1の節約にもなる)。
また、カリウム、リン、カルシウム、鉄などのミネラルも多いので、貧血気味の人によい。ことに干しブドウに多く、鉄は生の23倍、カルシウムは10倍、リン、カリウムは6倍と高いので、サラダなどに入れて毎朝食べるとよい。また赤ワインなどにはポリフェノールも多く、抗酸化作用も強く、動脈硬化の予防にもなる。加えてピロリ菌にも効果があると言われている。