コラム

【梅】

血液浄化、疲労回復、老化防止、肝機能強化と多彩な効用。梅は原産地中国の古典にもその効果が書かれており、この時代から健康に役立つとして利用されていました。医薬的に効能をまとめると次のようなことが期待できます。
1)血液を弱アルカリ性に保ち、血液浄化作用があり、新陳代謝を活発化する。
2)クエン酸の働きで疲労物質である乳酸の発生を抑え、老化防止に効果的である。乳酸は動脈硬化、高血圧、肝臓病などを起こすことがある。
3)クエン酸は「若返りホルモン」といわれる唾液腺ホルモン(パロチン)を活性化するので、二重に老化防止になる。
4)梅に多く含まれる有機酸のピクリン酸が肝機能を高める。
5)整腸作用に優れ便秘や下痢に効果がある。腸の働きが活発になり、便秘、ニキビや肌荒れに効果がある。
6)殺菌効果が強い。0-157等にも効果がある。
7)梅肉エキスは各種有機酸の相乗作用によって胃液の分泌を整え、胃潰瘍を防止する。
以上のように梅の働きは、他の果実類に類を見ないぐらいに医薬効果が多い。