ウリ科スイカ属の蔓性一年草の果実で、アフリカのカラハリ砂漠が原産。日本へは江戸時代に中国より渡来(西から来たウリなので西瓜)。
代表的な効果は、利尿作用で、高血圧・腎臓病・心臓病・尿路結石などやムクミ改善の効果がある。カリウムが多く、アミノ酸の一種であるシトルリンを含み、これが利尿によい。しかしスイカは体を冷やすので、下痢気味の人には不向きである。
果肉の絞り汁を5~6時間煮詰めたものはスイカ糖と呼ばれ、喉の痛みや痰切りの作用がある。また種はタンパク質や脂肪、ビタミンB群、Eが豊富で栄養価が高く、中国では食用としており、動脈硬化の予防、強壮・強精・老化防止に効果があるとされている。