アスパラガス細胞の活性化、動脈硬化の予防に南ヨーロッパ原産で、春に根株からでる太い新芽を食用にする。盛り土をして栽培するホワイトアスパラと、陽に当てて育てるグリーンアスパラがある。
体に大切なアミノ酸にアスパラギン酸があるが、これはアスパラガスから発見された。アスパラガスの芽が非常に早く成長するのに必要なアミノ酸である。
このように他の野菜には無いタンパク質の合成の働きがあり、滋養強壮・体力回復の作用がある。アスパラギン酸は芽の部分に多く含まれる。このほか、ビタミンEやルチン(ビタミンP)も豊富で、ルチンは毛細血管を強くする。グリーンアスパラになると、加えてビタミンB2も含まれる。穂先の部分には亜鉛が多く性的スタミナを増強する。
また緑の成分のクロロフィルは成長、利尿、血管老化の予防、血圧低下の働きもある。栄養的にはグリーンアスパラの方が優れている。