豆類と緑黄色野菜の両方の働きを兼ねているえんどうは、若いさやごと食べる「さやえんどう」や「絹さや」と、実を食べる「実えんどう」があり、実えんどうの未成熟の実がグリーンピースです。
完熟した実は乾燥豆として、うぐいす餡の原料になったり、みつ豆にくわえられたりします。最近は両者の中間品種で、さやも実も食べられる「スナップえんどう」もあります。
乾燥豆は消化を助け気持ちを落ち着かせる作用があり、血液循環を高めたり、咳や痰を止め尿の排泄もよくなる効果があります。
一方さやえんどうやグリンピースは、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富で、良質なタンパク質も多く、やはり胃腸を整え気(生命エネルギー)を補い、尿の排泄もよくなる、豆と野菜の両方の効果があります。お薦めの食べ方として、さやえんどうの卵とじや、グリーンピースご飯があります。