暑い地域で辛いものが好まれるワケ緑色のものは青唐辛子、赤く熟したものは赤唐辛子と呼ばれ、ししとう、ピーマン、パプリカは同じ種の甘みの種。唐辛子を日常的に食べるのは、南米やインドなど暑い国が中心。
血行を良くし、発汗を促し、体内にこもった熱を発散します。ぽかぽかと温まる働きもあり、16世紀に日本に伝わった当初は、足袋のつま先に入れてしもやけの防止に使っていた。凍傷の治療にも使われていた。
また消化液の分泌を促し、暑さで弱った胃腸を整えて食欲増進にも使える。古くは胃薬としても使われていた。湿度が高いため熱の発散しにくい日本の夏に最適。
最近の研究で、辛さ成分のカプサイシンには脂肪燃焼効果があることがわかり、ダイエット食品やサプリメントとして利用されている。青唐辛子は熱を加えると辛さが減り、逆に赤唐辛子は熱を加えると辛さが増す。この違いをうまく利用して料理に活用するのもよい。