コラム

【ショウガ(新しょうが6月~8月)】

紀元前から重用されてきた百邪を防ぐ万能薬中国では紀元前から、日本人も3世紀までに渡ってきて、血行を良くして胃腸の冷えを取り去る薬として重用されてきた。
特に根ショウガを乾燥したものは生薬にもなり、体を温めたり、冷えによる下痢や頭痛、腰から下の痛みなどによいとされている。これを入れたショウガ粥は中国薬膳の始まりとされている。
また昔より、ショウガは百邪を防ぐ、と言われその辛み成分は細菌・ウイルスを撃退したり、魚肉の毒を消す解毒作用、消臭作用があるとされている。こうした薬効を考えると、刺身や焼き魚の付け合わせにショウガは欠かせないものとなっている。夏こそショウガをうまく使って夏バテを防ぎましょう。