コラム

【レタス(旬7月~9月)】

頭を冷やして安眠を誘うレタスは季節の関係無く食べられている食材で、体内にこもった熱を冷まし、炎症を抑え、尿の出を良くして水分代謝を助けるなどの働きもあります。
熱が出たときに枕にレタスを敷いて寝る民間療法もありますが、いわゆる天然の「冷却シート」になるわけです。
レタスの語源は、ギリシャ語の「ラク=乳」で、茎や葉を切ると乳に似た白い液がでることに由来します。レタスの日本での古名「チシャ」も、「乳草」からきており、古くから母乳の出を促したり、乳腺炎を和らげる効果があるとされていました。
また、古代ギリシャやローマでは眠りを誘う野菜とされていましたが、近年その白い液に睡眠ホルモンであるメラトニンと同様の作用が確認され、科学的にも実証されています。