コラム

【ねぎ(旬12月~2月)】

ネギの臭気が邪気を払い風邪を予防する。風邪をひいたら首にネギを湿布をしたり、刻みネギに味噌を加えて熱湯を注いだ「ねぎ味噌」を食べる民間療法があります。
ネギは昔より体を温めて発汗をうながし、熱をさまして痛みを取る働きがあり、風邪の発熱や頭痛、冷えによる腹痛を治すとされています。まさに風邪の特効薬です。この働きは臭気を含む硫化アリルで、この刺激が発汗を促し、消化を助け、神経の高ぶりを抑えて不眠などに効果があるとされています。
また寄生虫や細菌にも効果があり、魚肉の毒を消すとされています。鼻をつく臭いが邪気を払うといわれ、神事や祭事に供え物として使われてきました。風邪の時期、大いに利用しましょう。